脈拍を測る女性とミカルディスの写真

脈拍数から見る降圧剤には「脈拍数を上げるもの」「脈拍数を下げるもの」「脈拍数が変わらないもの」と大きく3種類あります。脈拍数の高い高血圧の方は脈拍数を少なくする降圧剤が選ばれます。

心不全や糖尿病の合併で降圧も困難になる高血圧治療

高血圧は生活習慣病の一つとして位置づけられている疾患の一つであり、血圧が高い状態が維持されてしまっているというのが病態です。血圧が高くても自覚症状がないためにそれほど問題がないと考えられてしまいがちですが、生活習慣病の一つとして広く認識を深めるように配慮されているのには理由があります。高血圧の状態が維持されると動脈硬化などの合併症を招きやすいからです。心臓や腎臓への負担も大きいことから、高血圧が原因となって糖尿病などの腎疾患や心不全などの循環器系疾患を患うようになってしまうこともあります。そのため、高血圧を早期に発見して降圧治療を行っていくことが重要とされています。高血圧の多くが生活習慣に原因があるとされる本態性高血圧ですが、その生活習慣が原因となって脂質異常症、糖尿病などの他の生活習慣病も併発しやすいのが特徴です。脂質異常症となると動脈硬化のリスクが高まり、糖尿病を合併すると腎機能の低下の影響を受けて高血圧が悪化することもよくあります。糖尿病の合併によって降圧のために使える治療薬の種類も限られてしまうことになるため、複数の疾患を持つ前に一つ一つ丁寧に対処をしていくことが大切です。降圧剤による治療を行わずに放置することで心不全を合併すると、それ自体がまた血圧管理を難しくする要因となってしまいます。心不全もまた使用できる降圧剤の種類を制限してしまうものであり、一つ疾患が増える度に治療歩選択肢が限られていってしまうことになります。こういった観点から、高血圧は早期発見、早期治療を行うことが大切であり、運動療法や食事療法によって降圧剤に頼らずに回復できる段階で積極的に治療に取り組むことが大切なのです。